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本日、水汲みDAY~一期一会~

今日も高尾の森はキラキラでした。
私にとって、水を汲むことは、ここに来るまでのドライブの時間や、森でのひとときを含め、
とても大事で、水が安全かどうかなんて関係なく、ここに住んでる間はライフワークとして
通い続けるんだろうなぁと思う。

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先日「一緒に行きたい」と言ってくれた友人をここに案内したら、とても感激してくれて
その事が、すごく嬉しかった。だいすきな場所を、だいすきな人と共有できるって、幸せな事。
彼女は、森を見渡して「ここって、雑草が全然ないね」と言った。

・・・見渡す限り雑草ですけど(・_・)?

一瞬、きょとんとしてしまったけど、彼女の言う雑草っていうのは、そこにあるのが邪魔で
引っこ抜いちゃう草のイメージなのだと解釈した。
だけどこの森は、草も花も木もすべてが、役割をもって、必要があるからそこにあるって事を
感じさせてくれる森だから「邪魔」だとか「必要ない」って感じが全然しないのだ。
ホントは、森だけじゃなくて、すべてが、みんなが、
役割があって、必要だから、ここに存在してるんだよね。

見渡す限りの雑草を見渡して「雑草がない」とか言ってのけちゃう彼女は、超天然で、
そんなところが私を惹きつけてやまない愛すべき友人なのですが
ある意味、彼女の発言は、すごい名言だと、思いました。。

*********
最近は、いつものお豆腐やさんじゃなくて、山から湧き出てるお水を直接いただいている。
車が一台やっと通れるような細い林道を、窓を全開にして、水の音や空気を感じながら進む。
お水をいただく。いつもありがとうございます。
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で。少し進むと、広くなってる場所があって、そこでUターンするんですけど。
ちょうど、山登りの下山途中らしい、おばちゃん二人組とすれ違った。
車が通るために道をあけてくれたのに、またすぐそこで引き返しておばちゃん達を
よけさせてしまったから、窓から「ごめんなさーい」とか言いながら、車を進めてたら
おばちゃん1号が「(こんな狭いところ通って)何しにきてるの?」と聞いてきたから、

「水汲みに来てるんですー」と答える。
「どこまで行くの?」と聞かれたから「今から引き返して帰るとこだよ」と言ったら
おばちゃん1号が、2号に「ねぇ、乗っけてもらわない?」と持ちかけた。(・・・は?)←心の声。
おばちゃん2号は、何言ってんの的な様子で「悪いわよ、いいわよ」と遠慮してたけど、
面白いので「いいよ、いいよ。乗ってけば?狭いけど、どうぞー」と言ったら、
おばちゃん1号2号は「まぁーごめんなさいねぇーあはははは」とか言って、さっち号に乗車。
森の出口まで送ることに。

(なにこれwww)←非常に面白くなってきた心の声。

おばちゃんたちは、山ガールなんだけど、登山して最後にちょっと楽がしたくなったっぽい。
聞けば、高尾駅まで歩いて、電車乗って帰るというので、
「通り道だから、高尾駅まで乗ってけば?」というと「ホント~?」と、大喜びの二人。
ちなみに後部座席で、いきなり見知らぬおばちゃんに面食らったケースケは、
超おとなしくなってた(笑)

道中、おばちゃんたちはなんで山に登るの?とか、いろいろおしゃべりして楽しかった。
ひとりは、病気をされたそうだけど、山を歩くようになって、自然の中ですごしたら、
肝臓だか腎臓だかの数値が下がって、病気が治ったと言っていた。
「あなた。自然って、すごいのよー」「あなたも登んなさいよー」と、
まぁ~、非常におばちゃんっぽく誘われた(笑)

高尾トンネルについて、3人でブーブー文句を言いながら、
さらに、二人とも山口県には知り合いがいるだとか、そんな話をしながら走ってると、
おばちゃん1号が「この先に、最近、病院の院長先生だかが建物とお庭を寄付して
庭園を無料で解放してるの知ってる?」と言う。

「なにそれ、知らなーい。見てみたーい」 おばちゃん2号も知らなかったらしい。
「行ってみる?」「今から?寄ってもいいの?」「いいわよいいわよ、行きましょうよ」

そんなこんなで、見知らぬおばちゃん二人と、なぜか庭園を鑑賞する事になった、わたくし。
(・・・なんなのこの展開www)←面白すぎるので流されてみようという心の声。

教えてもらった、日本家屋と、庭園は、とっても素敵だった。
なんと、喫茶コーナーもあるではないか。これはいいところを教えていただいた。

縁側で座ってお話してたら、おばちゃんたちはもっとゆっくりしたくなったらしく、
私はソータの帰りが気になりはじめて、高尾駅まで送らずに、そこでお別れする事になった。

「ありがとねー」「いいえ、こちらこそーバイバーイ」
最後に、おばちゃんが、ケースケにチョコレートくれた。

この出会いが何かに広がるのかとか思われたが(いや、思ってないけどww)
名前も聞かず、今はすでに顔すら覚えていないおばちゃんたちとの出会い。
なんかわかんないけど、超面白い1時間足らずだった。その後は、いつものように
車を走らせて、家路についた。ケースケはチョコレートまみれになった。
お水は、いつものように、美味しい。


高尾山にいただいた、一期一会。ただし、意味不明(笑)


一緒に高尾に行きたい人はご連絡ください。水の湧いてるところまでなら、
ガイドもできまーす♪
杜々のお蕎麦もおいしいし、今日教えてもらった庭園もあるし、意味不明な出会いにも
遭遇するかもしれませんよ。

by sacci38 | 2012-10-13 01:24 | おでかけ